神宮外苑地区まちづくり
神宮外苑地区まちづくり

Story

明治神宮外苑は明治天皇と昭憲皇太后のご遺徳を永く後世に伝えるため、
旧青山練兵場跡に造営が計画されました。
全国国民からの寄付金と献木、青年団による勤労奉仕により、聖徳記念絵画館、
憲法記念館、陸上競技場・明治神宮野球場・相撲場などのスポーツ施設が整備され、
大正15年(1926年)10月に明治神宮に奉献されました。
明治神宮外苑のシンボルともいえるいちょう並木は、
日本の近代造園の師といわれた折下吉延博士による
計画のもとで樹木の育成が始まり、大正12年(1923年)に完成。
聖徳記念絵画館が並木の先に美しく見えるよう、
遠近法の手法を用いて設計されています。

Restoration of lawn 復元される
聖徳記念絵画館前の広場

神宮外苑の中心的な建物である聖徳記念絵画館の前面には、戦前・戦中は芝生の庭園が広がっていました。連合国に接収されて以降はスポーツ施設が設けられ、現在は明治神宮外苑軟式グラウンドや室内球技場が存在しています。しかし再開発では美しい緑の風景が復活します。幅約80mの広場は誰もが往来することができる心地よい空間に。保全されるいちょう並木とともに、神宮外苑の彩り豊かな自然を象徴する景色となることでしょう。

History of Jingu Gaien 先人たちの思いを継承し
次世代へつないでいく

大正

各施設の建設と
沿道環境の維持
1912~1926
大正15年
明治神宮外苑創建
絵画館/外苑競技場
神宮球場/相撲場
表参道/裏参道/
内外苑連絡通路
風致地区の指定

昭和

公園等の
公共空地による
風致の維持
1926~1989
昭和20年
GHQによる接収(米将兵の運動場となる)
昭和22年
東京ラグビー場建設(昭和28年「秩父宮
ラグビー場」改称)
昭和26年
都市計画公園の指定
神宮外苑地区(当地区)
風致地区の指定
昭和27年
中央広場を軟式球場
として暫定利用
昭和32年
テニスコート造成
昭和36年
第二球場建設
昭和45年
神宮外苑地区
第二種風致地区の指定

平成

1989~2019

令和

歴史を踏まえた
風致の再生と
次の時代へつなぐ
新たな風致の創造
2019~
令和8年
明治神宮外苑創建
100周年
令和9年
ラグビー場棟(Ⅰ期)
竣工予定※
令和14年
ホテル併設野球場棟竣工予定※
令和16年
ラグビー場棟(Ⅱ期)
竣工予定※
令和17年
中央広場竣工予定※
※今後スケジュールの変更
となる可能性があります。
そしてこれからも変わらず
新たな100年に向け、
歴史と文化を繋いでいきます。
※掲載のパースやイラストは計画段階の完成予想イメージであり、変更の可能性がございます。