神宮外苑地区まちづくり

Town development vision

まちづくりビジョン

東京2020大会後の神宮外苑地区のまちづくり指針

まちづくりの目標

東京2020大会に向けて、先行するまちづくりとも連携し、神宮外苑地区をにぎわい溢れるみどり豊かなスポーツの拠点として
更に発展させていくため、目指すべき将来像として、以下の3つの拠点性を備えたまちの実現を図る。

将来像
1
高揚感のあるスポーツとアクティビティの拠点
  1. 競技者・来訪者にとって魅力的で、試合のない日でも人を呼ぶことができ、地区のまちづくりの中核を担えるような施設が整備されている。
  2. 身近なスポーツやレクリエーション、交流など多様な目的に利用可能な大小の広場空間が確保されている。
将来像
2
歴史ある個性を生かした多様なみどりと交流の拠点
  1. 広場や歩行者空間とみどりとが連携し、自然に親しみ、憩い、集える、多様な交流空間が確保されている。
  2. 聖徳記念絵画館・いちょう並木などの歴史・文化資源や大規模スポーツ施設群など、地域の個性・特色を生かした景観が形成されている。
  3. 周辺のまちも含め、多くの来訪者を集める地区の広域避難場所として、災害時に人々が避難・滞留できる空間・機能が確保されている。
将来像
3
地域特性を生かした魅力的な文化とにぎわいの拠点
  1. スポーツ施設と相互に関連し合い、魅力を向上させる文化・交流・商業等のにぎわい機能が導入されている。
  2. 青山通りやスタジアム通りの沿道の魅力や都心立地等の特性を生かした機能の導入とともに、地区全体でにぎわいや憩いなどの多様な魅力が連担する空間が形成されている。
  3. 観客や来訪者が安全・円滑・快適に移動することができる歩行者空間や、鉄道駅からの質の高い導入空間が確保されている。

主な地区の課題と整備内容

現状の地区の課題を解決し、地区の魅力や活力の増進に資する多種多様な機能の導入を図ります。誰もが利用でき、空を感じ緑に潤う憩いの場、及び、広域避難場所としての位置づけを踏まえた避難のためのより安全な防災拠点ともなり得る新たな緑地・広場を、多くの人々に開かれた庭として創出すべく、検討してまいります。

1

課題:オープンスペースの不足

緑や広場の空間、オープンスペース等が不足している現状の課題を解決すべく、絵画館前広場として約2.5ha、中央広場として約1.5haのオープンスペースを新設し、地区内の緑量等を増加する計画です。

2

課題:大規模スポーツ施設の老朽化

既存施設で現在行われている競技の継続に配慮しながら地区内の老朽化したスポーツ施設等の建替えを促進することにより、大規模スポーツ施設等が集積し、国内外から多くの人々が集うまちを創造します。

3

課題:回遊性の乏しさ

地区内には塀やフェンスなどにより立ち入れないエリアが多く、公園としては閉鎖的であり、歩行者が自由に移動・散策できる空間が不足しているため、東西・南北へ渡るバリアフリーの歩行者ネットワークを拡充することにより、地区全体の回遊性の向上を図る計画です。

4

課題:広域避難場所としての防災機能

広場や主要スポーツ施設等については、災害時の避難スペースや救助活動スペースとして活用することで、エリア全体としての防災性を強化し、創建の趣旨を受け継ぎ、誰もが利用しやすく、安全・安心・快適で魅力的なまちを形成いたします。

地区の課題

1(オープンスペースの不足)・3(回遊性の乏しさ)

現在の神宮外苑地区はオープンスペースの割合が少なく、
空間がフェンスや塀で隔てられて閉鎖的になってしまっています。

  • オープンスペースとは、計画地における広く一般に公開されている公開空地等の広場、緑地、歩行者通路及びこれと一体的な空間を形成しているもの等を指します。
  • 緑地等については管理上、人の出入りを制限している部分を含みます

開発後の整備内容

絵画館前広場と中央広場等を整備しオープンスペースを拡張するとともに、
東西・南北に渡る歩行者ネットワークを整備し、誰もが自由に散策できる開放的なエリアを形成いたします。

整備後の絵画館前広場

現在は利用者以外に開放されていない軟式野球場部分は、絵画館前広場として整備され誰もが憩い・通行できるようになります

エリア内の歩行者ネットワークの課題を解決する南北通路
(左側:事務所棟、複合棟 右側:野球場)
東西南北に渡る歩行者ネットワーク
中央広場
日常時

カラダを動かす
ピクニック
夜の憩い空間
キッチンカー
イベント時

パブリックビューイング
祭りイベント
健康・スポーツイベント
音楽イベント
(仮称)つなぎスポット・中央広場エリア
つなぎスポットの利用イメージ

オープンなにぎわいを生むカフェ
新たな学びを生み出すスタジオ・ギャラリー
誰もが参加できるスポーツ窓口機能
自然の中でのアクティヴィティも展開
地面と一体となった建物の屋根
豊かなみどりと一体となった施設計画

まちづくりのビジョン

「スポーツを核とした神宮外苑地区の新たな100年に向け、誰もが気軽に訪れ楽しむことが出来る広場空間の再編と、
広域避難場所としての防災性を高める複合型の公園まちづくり」

新たな100年の歴史・文化をつむぐ

日本の文化や神宮外苑の歴史的特性を活かすとともに、
次世代のニーズを反映する柔軟性を兼ね備えたまち
中央広場やつなぎスポット等の憩いの場は、次世代の創造活動を促進する場ともなり、若い人たちとともに、新たな100年の歴史・文化を紡いでいきます。

気軽に訪れ楽しめるまちづくり

誰もが気軽に参加でき、
安全安心で快適な日常空間が充実したまち

スポーツを核としたまちづくり

スポーツとの親和性が高く、国内外から多くの人が訪れる
東京のスポーツ拠点としての知名度が高いまち

地区全体で、誰もが気軽に訪れ、スポーツをともに行い、つながりを感じることができる環境の整備に取組み、子供たちがスポーツを身近に感じ、夢を持てるようなまちづくりを目指します。

防災性を高めるまちづくり

災害時の広域避難場所として
地域の防災性の向上に寄与するまち

広域避難場所としての活用
緊急時のヘリポート利用

まちづくりの方針

土地利用の方針

大きく3つエリア特性区分を設定し、魅力的な複合市街地の形成を目指します。

  • 歴史と風格を継承しつつ豊かなみどりと調和した空間整備を図るエリア
  • 大規模スポーツ施設と周辺の広場・施設が一体となってスポーツ文化を発信するエリア
  • 青山通り・スタジアム通り沿道の特性に応じた機能の複合・高度化を図るエリア

スポーツを核としたまちづくりの方針

魅力的な大規模スポーツ施設の集積と、誰もがスポーツに親しめる環境を備えたスポーツ拠点の形成を図ります。

みどりと
オープンスペースの方針

1本1本の樹木を大切に扱い神宮外苑地区の歴史あるみどりを継承するとともに、つなぎスポット・中央広場周辺を核としてこれからのみどりを創造していき、潤い豊かで連続的な緑化空間を整備します。また、誰もが利用可能な広場空間、散策路や緑道等の整備を通じて、誰もが憩える緑豊かな風格と魅力あるオープンスペースの整備を図ります。

交通ネットワークの方針

スポーツクラスター及び高度利用を図る複合市街地として、歩車道の分離や周辺駅への分散利用を支える歩行者ネットワークの形成などを推進します。

景観形成の方針

広場や緑、歩行者空間と建築物等を一体的に計画し、歴史や地区特性を生かした景観形成を図ります。
創建主旨を活かした絵画館前の広場整備といちょう並木沿いの交流空間整備を通じ、神宮外苑のビスタ景の魅力を向上させます。

防災の方針

神宮外苑地区が広域避難場所であることや、大規模集客施設の集積地区あることを踏まえ、防災性の向上を図ります。大規模スポーツ施設やオープンスペースを災害時の防災拠点とするとともに、ヘリコプターの緊急離発着場としての活用も検討し、防災機能を強化します。

エリアマネジメントの方針

多目的な利用が可能な大規模スポーツ施設や、多様なオープンスペースが広がる地区特性を生かした、活力ある魅力的なまちづくりを目指し、計画的なエリアマネジメントを推進します。

ゼロエミッション東京の実現に向けた方針

東京都の環境影響評価に関する評価書案においては、ERR20%,PAL削減割合10%、⾃然エネルギーの積極的利⽤、地域冷暖房、設備システムの省エネルギー措置等により温室効果ガスの削減に努めるとしておりますが、今後の技術開発の進展を踏まえた新たな省エネ技術の積極的な導⼊や、導⼊した環境対策設備がその性能を⼗分に発揮するようエネルギー計測管理体制の確⽴やエネルギー利⽤状況の計測を⾏うなど、今後より環境に配慮した新しい設備や新技術を活⽤したシステム等を取り⼊れることも含めて検討し、更なるCO2排出削減、省エネルギー化の貢献に努めてまいります。

子供たちが笑顔でいっぱいになるまちづくりの方針

「社会の宝」である子供たちが、笑顔でいっぱいになるまちづくりを目指して、中央広場や文化交流施設棟周辺などでは、スポーツ体験や環境学習などの子供イベントの実施、子供の遊び場づくりなどに取り組みます。さらに、地区全体で安全にスポーツや学びや遊びができるよう、子供目線によるセーフティ・レビューに取組んでまいります。これらを通じ、子供たちがスポーツを身近に感じ、夢を持てるようなまちづくりを目指します。

※本資料の記載の内容は、現時点での計画であり、今後の行政協議及び詳細検討により変更になる可能性があります。

開発後の配置図・イメージパース

配置図

東側から計画地を望むイメージパース

保全する4列のいちょう並木と周辺イメージ

※現時点でのイメージであり、今後の計画により変更となる場合がございます。

神宮外苑地区公園まちづくり計画に関する計画の概要と経緯については、
東京都都市整備局のHP「神宮外苑地区の公園まちづくり計画の審査結果について」より
ご参照ください。
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